てんかん患者の自動車運転に関する追跡調査
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概要
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昭和61年12月現在での調査で, 当時, 運転免許証を保有していた112例について追跡調査を行った。今回は, そのうち99例(男74例, 女25例)が調査可能であった。そこで, これら99例を対象として, 昭和62年と63年の2年間における運転状況について, 昭和63年12月の時点でまとめた。免許証を保有している者は98例(1名は意図的に更新せず失効)で, そのうち実際に運転している者は81例(83%)であった。発作を有しながら運転している者が15例(19%)認められた。過去2年間に事故を起こした者は7例(7%)であったが(人身1例, 自損2例, 対物4例), いずれも発作とは無関係な事故であり, 警察に届け出されたものは1件のみであった。前回の成績(昭和61年)との比較において, 若干の考察を加えた。
- 日本てんかん学会の論文
- 1990-04-30
著者
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