小児の難治てんかんに対するZonisamideの治療効果の検討
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概要
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小児の難治性てんかん患者にZonisamideを投与し, その治療効果, 有効血中濃度, 副作用について検討した。(1)39例中19例(48.7%)で, 発作改善が認められ, 有効と考えられた。(2)有効例19例中9例(47・4%)では, 改善は一過性で再発が認められ, 薬剤耐性の存在が示唆された。(3)有効例の平均血中濃度は16.5μg/mlであった。(4)副作用として, 自発力低下, 記銘力低下が血中濃度と相関して認められたが, 可逆性で, 重篤なものはなかった。
- 日本てんかん学会の論文
- 1987-10-31
著者
-
渡辺 一功
名古屋大学小児科
-
根来 民子
名古屋大学小児科
-
麻生 幸三郎
名古屋大学医学部小児科
-
高橋 泉
国立療養所中部病院小児科
-
前原 光夫
名古屋大学小児科
-
高橋 泉
名古屋大学医学部小児科
-
松本 昭子
愛知県コロニー中央病院小児科
-
古根 淳
名古屋大学医学部小児科
-
山本 直樹
名古屋大学医学部
-
高江洲 悦子
(現)琉球大学医学部小児科
-
竹内 達生
愛知県コロニー中央病医院小児神経科
-
袴田 享
安城更生病院小児科
-
早川 文男
安城更生病院小児科
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