West症候群, Lennox症候群, およびWestよりLenoox移行群の長期予後と予後予測因子の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
5年以上追跡しえたWest症候群(W群)37例(うちLennox症候群に移行したもの14例を含む), Lennox症候群(L群)29例(うちWest症候群から移行したもの14例を含む), 合計52例をWからLに移行した群(C群), WからCを除いた群, LからCを除いた群の3群に分類し, 長期予後と予後予測因子について検討した。ADLの予後はC群が最も悪かった。WからLへの移行危険因子は発症年齢, treatment lag, ホルモン剤の初期治療効果, 発症前発達であった。ADLの予後に影響を及ぼす因子は, West症候群ではホルモン剤の初期治療効果, 発作の再発または持続, Lennox症候群では発作の持続, 基礎疾患, 脳波上の発作波の持続であった。
- 日本てんかん学会の論文
- 1985-04-30
著者
関連論文
- C-31 20歳以上まで経過観察した小児欠神てんかんの発作及び社会的予後
- 1B-10 単剤投与例におけるゾニサミド(ZNS)の発作抑制効果、副作用、脳波所見、血中濃度の検討
- 1A-9 5年以上経過を観察したBECCTの検討 : 治療の要否についての一考察
- 1A-11 単剤投与例におけるゾニサミド(ZNS)の臨床的検討
- IC-24 欠神発作96例の臨床病型分類 : 全般強直-間代発作が先行する型の臨床特異性
- I-B-9 AD-810(Zonisamide)による小児てんかん治療の試み
- II-C-15 3歳児健診においてけいれんの既往を有する小児の追跡調査
- 1A021 6年以上観察し、10歳以降まで追跡しえた熱性けいれんの長期予後
- II-C-6 欠神発作の臨床的脳波学的検討
- 1A022 成人まで追跡しえた10歳未満発症てんかんの長期予後
- 1A017 熱性痙攣における発作時血清プロラチクチン動態の検討 : てんかん発作との差異について
- 1A016 てんかん児における発作時血清プロラクチン値の動態およびそれに影響する因子についての検討
- II-A-17 3年以上の発作抑制期間を経て再発したてんかん患児(者)の臨床的検討
- I-A-19 一側、一側優位発作の長期予後 : 5年以上経過観察例について
- 3年以上の発作抑制期間を経て再発したてんかん患児(者)の臨床的検討
- 成人まで追跡しえた10歳未満発症てんかんの長期予後
- 小児期における無熱性全般けいれん発作の予後 : 予後に関与する因子の検討を含めて
- West症候群, Lennox症候群, およびWestよりLenoox移行群の長期予後と予後予測因子の検討
- IIA-1 小児期における無熱性全身けいれん発作(74例)の予後 : 予後に関与する因子の検討を含めて
- IA-16 小児期の無熱性全身痙攣発作(74例), 欠神発作(39例)における脳波の経年的変容について
- IIA-5 一側, 一側優位発作の臨床・脳波・CT・予后 : 病態生理学的背景への一考察
- 2G-4 ラット胎児脳波 : 正常パターンと薬物誘発けいれん波
- I-A-13 小児期発症の全身強直間代発作を伴なう原発全般てんかん患児(者)における脳波の経年的変容について : 学校・社会適応および発作予後との関係
- I-A-4 熱性けいれん児にみられるてんかん波の経年的特徴
- 2C-3 特発性てんかん児と熱性けいれん児の注意能力
- 小児てんかんにおけるミオクロニー発作の予後 : 3年以上経過観察例について
- 抗てんかん剤--薬物療法の理論的背景と一般原則 (小児てんかんのすべて) -- (分類・臨床・診断)
- I-B-4 小児てんかんにおけるバルプロ酸単独療法の発作抑制効果の検討
- てんかんおよび類縁疾患 (疾患系統別の薬物療法--慣用薬剤から最近の新薬まで)
- 点頭てんかん治療法の展望と今後の課題
- S-11 熱性けいれんの縦断的観察
- 小児てんかんの予後--発作型を中心に