フルニトラゼパム静脈内投与のてんかん放電に及ぼす影響

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概要

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小児難治性てんかん患者9例に対してフルニトラゼパム(FZP, Silece^<[○!R]>)を静脈内投与し, 投与後の脳波変化を経時的に検討した。発作性脳波異常が, 50%以上減少した症例(著明改善例ならびに改善例)は, 投与後0〜10分, 10〜30分, 30〜60分においてそれぞれ89%, 55%, 33%であった。発作間欠期脳波にて, 全般性棘徐波または遅棘徐波を示す, Lennox-Gastaut症候群を含む症候性全般てんかん群において著明改善例が多く認められた。脳波改善度の経時的観察により効果が減少していくことが認められ, FZP血中濃度と効果に相関があることが示唆された。重篤な副作用は認められず, ジアゼパム(DZP)が無効の症例には, 痙攣重積状態に対してFZP静脈内投与は十分に考慮し得る方法であることが示唆された。
1993-10-31

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