超音波診断装置による全身性強皮症の非硬化部位における皮膚厚の検討
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概要
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超音波診断装置(Bモード,30MHz)を用いて,全身性強皮症患者7例および正常人20例の前腕伸側および胸部の皮膚厚を測定し,比較検討した.臨床的に皮膚硬化を認めない前腕伸側及び胸部においても全身性強皮症患者の皮膚厚は正常人に比較して有意に肥厚していることが示された.以上の結果より,超音波診断装置による皮膚厚の測定は,本症の早期病変を非侵襲的に把握するのに有用な方法であると考えられた.
- 公益社団法人 日本皮膚科学会の論文
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