6.脳腫瘍
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概要
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いろいろな臓器で悪性腫瘍に対する治療の進歩が認められ,予後が改善している中,悪性脳腫瘍の代表的な神経膠芽腫に関しては,20年前と比較して若干予後は改善しているものの,生命予後に関しては1~2年である.各臓器の悪性腫瘍に対する分子標的薬剤が様々臨床応用されているが,神経膠芽腫にたいしての分子標的薬剤は未だ開発されていない.テモゾロマイドというアルキル化薬が,現在世界のスタンダードの薬剤であるが,血管内皮成長因子の抗体であるbevacizumab,細胞表面の分子であるインテグリンをブロックするcilengitideなどの有効性の臨床試験が行われている.
- 一般社団法人 日本内科学会の論文
著者
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中村 英夫
熊本大学大学院生命科学研究部脳神経外科
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倉津 純一
熊本大学大学院 医学薬学研究部 先端生命医療科学部門 脳・神経科学講座 脳神経外科学分野
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倉津 純一
熊本大学大学院生命科学研究部脳神経外科講座
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