民間グループ病院における腹腔鏡補助下胃切除術の検討―導入初期成績と技術支援について―:―導入初期成績と技術支援について―
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概要
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腹腔鏡補助下胃切除術 (LAG) は導入する施設が増加しているが, いまだに私立民間病院で導入している施設は限られている。われわれは早期胃癌に対するLAGを導入しており, 民間グループ病院3病院におけるLAG導入初期成績および技術支援について検討し報告する。現在までに幽門側胃切除 (DG) 18例, 幽門保存胃切除 (PPG) 4例, 噴門側胃切除 (PG) 3例を施行。郭清程度はD1+β18例, D1+α6例, D1 1例。平均手術時間, 出血量はそれぞれDG : 317.7分, 116.4ml。PPG : 332.0分, 128.7ml。PG : 351.7分, 110.0ml。術後在院日数は15.2日。合併症は膵炎1例。グループ内の技術認定医が, 施設の壁を越えて技術支援することにより, 比較的早期から各病院の新たな術者の指導を安全に施行しえた。今後も, グループ内で慎重な技術支援を行い, 腹腔鏡補助下胃切除術のさらなる発展に努めたい。
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