乳腺のエラストグラフィ(Real-time Tissue Elastography)
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概要
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乳腺疾患の超音波診断においてReal-time Tissue Elastographyは,Elasticity score結果単独で,Bモードとほぼ同等の診断能を有する.診断に有用なElastographyを撮像するためには,検査手技の習得が必要である.腫瘤と非腫瘤性病変では良悪性診断のカットオフポイントが異なる.硬さの情報を踏まえた鑑別診断を挙げることで,診断確定に適した生検手技を選択することができる.BモードにElasticity scoreの結果を加味した総合判断により感度は上昇し,陽性反応的中率が増加する.明らかに良性と判断できる病変が増え,診断の迅速性と精度が増す.
- 一般社団法人 日本超音波医学会の論文
一般社団法人 日本超音波医学会 | 論文
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