超音波による経鼻胃管位置確認の検討
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概要
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<B>目的</B>:体外式超音波検査装置で経鼻胃管の位置確認が可能かどうかを検討した.<B>方法</B>:(1)水浸法にて胃管がどのように超音波で描出されるか検討した.(2)健常被検者に胃管を挿入し,頸部食道と腹部食道において超音波での胃管描出が可能かどうか検討した.(3)疾患の治療目的で胃管が挿入されレントゲンで正しい位置にあることが確認されている患者10名において頸部食道と腹部食道で超音波での胃管描出が可能かどうか検討した.<B>結果</B>:(1)胃管は縦断像で2‐4本の線状高エコーとして描出された.(2)頸部食道と腹部食道で胃管が描出され,胃管が正しい位置にあることが確認可能であった.(3)頸部食道では8例で,腹部食道では4例で胃管の描出が可能であった.<B>結論</B>:経鼻胃管の位置確認における超音波検査の有用性が示唆された.
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一般社団法人 日本超音波医学会 | 論文
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