膵の超音波診断 膵の超音波内視鏡
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概要
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膵疾患診断における超音波内視鏡(EUS)の有用性はすでに確立されており,必須の検査法であると考えられている.基本となるBモード画像で同等以上の画質が得られることが証明されたことで,EUSがメカニカルラジアル走査方式から電子走査方式(電子ラジアル型,電子コンベックス型)に変化することは必然的なものとなった.電子走査方式になることで,ティッシュハーモニックイメージング法,カラードプラ断層法・パワードプラ断層法,造影ハーモニックイメージング法,三次元画像,real time tissue elastography<SUP>®</SUP>などがEUSで行えるようになった.このように多方面からのtissue characterizationが可能になったことは膵疾患診断に関する有用性がさらに向上したことを意味する.今後はさらに症例を蓄積し明確な臨床的有用性を証明してゆく必要がある.本稿では,電子走査型EUSで可能になった種々の画像診断法に関して概説する.
- 一般社団法人 日本超音波医学会の論文
一般社団法人 日本超音波医学会 | 論文
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