Acral Melanoma::東北大学皮膚科43例の臨床的, 病理組織学的特徴
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概要
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東北大学皮膚科では, 1966年から1982年までに83例の黒色腫を経験し, 皮膚原発のものは65例であり, うち足底, 爪甲下, 手掌のいわゆるacral regionに発生したものが43例と圧倒的に多かつた。足底では踵の部分に多発する傾向があり, 爪甲下の黒色腫では拇指に集中していた。色素斑を生じてからその中に結節を生ずるという経過をたどることが多いが, 約半数の症例で色素斑の時期が1年以内と短いのが特徴的であつた。病理組織学的には, 表皮肥厚, 長い樹枝状突起を有するメラノサイトを除けば, lentigo maligna melanomaに酷似した所見を有した。Lentigo maligna melanomaとは, 日光の影響を無視出来ること, radial growth phaseが短いこと, 予後不良であることから, 別のclinical entityとすべきものと考えた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
著者
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加藤 泰三
東北大学医学部皮膚科
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高橋 正昭
東北労災病院
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清寺 眞
東北大学医学部皮膚科学教室
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竹松 英明
東北大学医学部皮膚科学教室
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富田 靖
東北大学医学部皮膚科学教室
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阿部 力哉
東北大学医学部第二外科学教室
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阿部 力哉
東北大学医学部第二外科教室
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