Duchenne型筋ジストロフィー児への病気の説明に関する調査
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概要
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【目的】Duchenne型筋ジストロフィー (DMD) 児への病気説明には, さまざまな困難があり, 専門医がどのように説明を行っているかを検討する. 【方法】日本小児神経学会認定小児神経専門医1,022名にDMD児の仮想事例を用いた質問紙調査を行った. 【結果】311名から回答を得た. 患児への説明をカテゴリー化した結果, 症状説明など医学的な視点だけでなく, 生きがいを伝えるなど人間的な支えの視点もみられた. 説明時には両親の理解や受容が重要であり, 病名を伝える際には心理職などの必要性や一定年齢以上なら病名を伝える考えに同意した医師が多かった. 【結論】患児への病気説明時に重要な要因および医師の考えの現状が明らかとなった.
- 一般社団法人 日本小児神経学会の論文
一般社団法人 日本小児神経学会 | 論文
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