ヒドロキシ基を有するビシクロオルトエステルのカチオン開環重合と架橋反応および重合時における体積変化
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概要
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ペンタエリスリトールとオルトプロピオン酸トリエチルから好収率で得られるヒドロキシ基を持つビシクロオルトエステル (BOE) を合成し, そのカチオン重合についてを検討した。重合温度80℃~130℃では優先的に側鎖にOH基を持つ可溶性のポリエーテルが得られ, 一方150℃~180℃では可溶性ポリエーテルだけでなく, 架橋体の生成が観察された。すなわち高温条件下では, 可溶性ポリエーテルの側鎖のOH基同士の脱水反応による高分子間の反応が進行して架橋体が生成した。さらに本重合時における体積変化は低収縮率を示した。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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