加硫天然ゴムの低分子化とスチレンとのグラフト共重合体の合成
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概要
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加硫ゴムをリサイクルし機能高分子材料への応用を目的として, ポリイソプレンへのスチレンモノマーのグラフト共重合により得られるポリイソプレン-スチレングラフト共重合体を合成した。まず, 合成ポリイソプレンおよび加硫天然ゴム (未加硫状態天然ゴムMn=266000) の低分子化について検討を行った。加硫天然ゴムは空気中または窒素雰囲気下, 300℃で加熱の結果, 低分子化加硫天然ゴムが得られた (空気中 : Mn=23600, 窒素雰囲気下 : Mn-37600) 。また, 低分子化加硫天然ゴム (Mn=9910, 44mmol per natural rubber unit) とスチレンモノマー (44mmol) のラジカル共重合はアゾビスイソブチロニトリル (AIBN, 5mo1% (存在下, バルクで空気中80℃, 2時間加熱撹絆した結果, 相当する共重合体が収率88.6%で得られ, その共重合体組成比は1/1.12 ([イソプレンユニット] / [スチレンユニット]) であった。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
著者
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長澤 智三
横浜ゴム株式会社 研究本部
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遠藤 剛
山形大学 工学部 機能高分子工学科
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山崎 弘毅
山形大学 工学部 機能高分子工学科
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崔 源文
横浜ゴム株式会社 研究本部
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松村 智行
横浜ゴム株式会社 研究本部
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遠藤 剛
山形大学 工学部
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