TBAによるレゾールの硬化特性の検討 (1):レゾールの組成と硬化特性との関係
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概要
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フェノール (1.5モル) とホルムアルデヒド (1.8モル) に対し, 水酸化ナトリウム (0.03モル) を触媒に用いて合成したパラメチロール化合物の多いレゾールと, 水酸化マグネシウム (0.015モル) を用いたオルトメチロール化合物の多いレゾールとの硬化挙動をTBAを用いて検討した。<BR>希塩酸で<I>p</I>H6に調節した2種のレゾールをブレードに塗布し, 恒温下ならびに等速昇温下での硬化挙動を比し, 次の結論を得た。硬化はオルトメチロール化合物の多いレゾールの方が速いが, 実用的な可使上限温度, 200℃における硬化物の物理的耐熱性はパラメチロール化合物の多いレゾールの方がすぐれていた。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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