N-フェニルマレイミドとプロパルギル化合物との反応
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概要
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前報のN-フェニルマレイミド (PMI) とアリル化合物との反応に続いて, PMIとプロパルギルフェニルエーテル (PPE) との反応を検討した。<BR>PPEは, 加熱 (175℃) すると, α-クロメン (PPE-C) になる。更に長時間加熱すると, 重合してオリゴマーが生成する。<BR>PPE/PMIの反応では, 主な生成物としてPPE : PMI=1 : 2の付加物が生成する。触媒 (無触媒, ジクミルパーオキシド, トリフェニルホスフィン) の影響はあまり無かった。<BR>PPE-C/PMIの反応では, 主な生成物としてオリゴマーが生成する。無触媒では, 分子量275の付加物もかなり生成した。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
著者
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山本 隆久
住ベテクノリサーチ
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山本 隆久
住ベテクノリサーチ (株)
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榎 尚史
住友べークライト (株) 基礎研究所
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谷澤 秀実
住友べークライト (株) 基礎研究所
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石井 敬一郎
住友べークライト (株) 基礎研究所
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