エポキシ存在下でのN-フェニルマレイミドの重合反応
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概要
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モデル物質を用いて, エポキシ存在下でのマレイミド樹脂の硬化反応について検討した。モデル物質として, N-フェニルマレイミド (PMI), フェニルグリシジルエーテル (PGE), N, N′-ジフェニルアスパルトイミド (API), アニリン (AN) を選び, PMI/PGE/API, PMI/PGE/AN系の反応を行った。<BR>無触媒系 (170℃) での主反応は, PGEとANの付加反応であり, PMIはあまり反応していない。<BR>2-エチル-4-メチルイミダゾール (2E4MZ) 触媒系 (170℃) での主反応は, PMIの重合と, PGEとANとの付加反応である。エポキシ基が存在すると, PMIの重合反応は, 更に促進される。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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