関節隆起切除術後に下顎牽引療法によって治療した両側性陳旧性顎関節脱臼の1例
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概要
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患者は認知症,パーキンソン病をもつ72歳の女性で,3か月以上も持続する閉口障害のため紹介にて来院した。パノラマX線写真,CT画像,MR画像にて両側顎関節前方脱臼が認められ,3週間の非観血的整復を行うも整復不能であったため全身麻酔下に関節隆起切除術を施行し,術後3か月間に及ぶ下顎牽引を行った。その後,顎運動に改善が認められ,脱臼の再発は認められない。
- 一般社団法人 日本顎関節学会の論文
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