総胆管結石例におけるspiral-cone型Plastic stentの使用経験
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
[背景・目的]われわれは以前に総胆管結石症のドレナージチューブ先端から上流への逸脱防止の目的で,先端が立体的なspiral-cone型ENBDカテーテルを報告した.[方法]今回肝側がspiral-cone型,乳頭側がpigtail型のPlastic stentを製作し,総胆管結石症31例に用い,初期治療成績を評価した.[結果]全例で結石の上流への移動およびステントの脱落を認めず,ドレナージ効果は良好であった.また,挿入,留置および抜去に伴う合併症もなかった.[結論]総胆管結石例での短期間の胆道ドレナージにおいて,本ステントは適応可能と考えられた.
著者
-
片倉 芳樹
聖隷横浜病院 消化器内科
-
中原 一有
聖マリアンナ医科大学 消化器・肝臓内科
-
吹田 洋將
聖隷横浜病院 消化器内科
-
安田 伊久磨
聖隷横浜病院 消化器内科
-
浅木 努史
聖隷横浜病院 消化器内科
-
豊水 道史
聖隷横浜病院 消化器内科
-
足立 清太郎
聖隷横浜病院 消化器内科
関連論文
- 高齢者切除不能膵癌における治療の現況と gemcitabine の有用性
- フラップの脱落による胆管内迷入ステントを内視鏡的に回収した慢性膵炎の1例
- ペグインターフェロン・リバビリン72週併用療法後の再燃に対し, インターフェロン単独療法の追加にて著効を得たC型慢性肝炎の1例
- 胃穿破部の生検にて診断が得られた多形細胞型退形成癌の1例
- 総胆管結石症に対する spiral-cone 型ENBDカテーテルの使用経験
- Gemcitabine単剤投与切除不能膵癌例の治療前および開始後8週時点での予後影響因子の検討 (特集 膵癌治療法の進歩)
- 有効長200cmのダブルバルーン内視鏡単独で結石除去し得た Roux-en-Y 法術後総胆管結石の1例
- ERCP時にスコープによる十二指腸穿孔をきたした3例
- 分枝型膵管内乳頭粘液性腫瘍と慢性膵炎に合併した groove pancreatic carcinoma の1例
- 大量出血と腸間膜気腫を伴った穿通性直腸憩室の1例
- 総胆管結石例におけるspiral-cone型Plastic stentの使用経験
- 甲状腺機能異常を伴うC型慢性肝炎に対するペグインターフェロン・リバビリン併用療法