当院ドックで発見した表在型食道癌の検討
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概要
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1989年7月開院同9月より人間ドックを行っている。総受診者数は1991年4月までの20カ月で延べ約3000人であるが,表在型食道癌を4例(0.1%)経験した。全例57歳以上の男性で,食道癌に起因すると思われる症状は皆無であった。既往歴では十二指腸潰瘍が多く,smoking indexは平均643と高かった。全例一次的ないし二次的に電子スコープを主とした内視鏡検査で発見され,X線検査で異常を指摘できたものはなかった。内視鏡分類上,O-IIa1例,O-IIb1例,O-IIc2例で,1例は他院で,他はすべて当院で手術が施行された。深達度はep3例,mm1例で,発見に用いた内視鏡機種は,ファイバースコープが1例,他はすべて電子スコープであった。症例4では電子スコープにデジタル内視鏡画像処理装置を用いた帯域強調処理を併用しており,画像処理を加えた電子スコープを用いた内視鏡検査が,本症の発見率の向上につながることが示唆された。
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