職域検診における無症候性Brugada型心電図変化の検討
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概要
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平成11年度に当センターで施行した徳島県内の職域検診心電図施行例20,105人(男性11,041人,女性9,064人)の中で,典型的ないわゆるBrugada型心電図変化を有する例の出現頻度は0.10%(20例)で,男性19例,女性1例であった。年齢は22~64歳であった。20例中,失神など特発性心室細動を示唆する自覚症状を有する例はなかった。冠危険因子は高血圧(治療中も含む)を2例,高脂血症を8例,肥満を5例,血糖値異常を1例,喫煙歴を13例に認めた。高血圧のほかに治療中の疾患をもつ症例はなかった。20例中,18例が心電図記録追跡可能であり,なかには心電図波形の変化があり,別の年度で正常と考えられる例も認められた。職域検診におけるいわゆる無症候性Brugada型心電図変化は,経時的心電図波形変化もあり,厳重な経過観察及び経年波形変化の検討も必要と思われた。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
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相良 安信
(財)徳島県総合健診センター
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三好 宏和
(財)徳島県総合健診センター
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鎌村 真子
(財)徳島県総合健診センター
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市原 寿江
(財)徳島県総合健診センター
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佐々木 春夫
(財)徳島県総合健診センター
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福田 直子
(財)徳島県総合健診センター
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