人間ドックの超音波検査で発見された膵疾患について―特に嚢胞性疾患について―
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
当センターの1年間の人間ドック受診者3,995例中,腹部超音波検査の膵臓の有所見率は膵管拡張3mm以上0.5%,内部不均一0.8%,嚢胞性病変0.05%,充実性病変0.05%など1.6%(64例)だった。確定診断された膵管内乳頭腺癌,真性嚢胞,仮性嚢胞の各症例を呈示する。膵疾患の診断は難しく,診断には種々の精密検査を要するが,現時点においては,腹部超音波検査による注意深い観察が最良のスクリーニング法である。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
-
折津 政江
日本赤十字社医療センター 健康管理センター
-
折津 政江
日本赤十字社医療センター健康管理センター
-
小松 淳子
日本赤十字社医療センター 健康管理センター
-
小松 淳子
日本赤十字社医療センター健康管理センター
関連論文
- 学会ガイドラインにおける呼吸機能の判定区分変更に伴う変化について
- ドックにおける総胆管径計測および拡張例の検討
- 咀嚼と肥満の関連性に関する研究 第2報 : 咀嚼方法の違いによる食事前後の生化学検査値の比較
- 咀嚼と肥満の関連性に関する研究 : 阻唱方法の違いによる食後の生化学検査の比較
- 便潜血反応陽性を契機に発見された大腸癌症例の検討
- ストレス耐性度チェックリストの検討
- ディスカッション
- 「人間ドックにおけるストレスチェックリストの応用と有用性」
- 個別的な生活指導のための工夫―生活指導文を報告書に記載する試みの評価と反省―
- 人間ドックの超音波検査で発見された膵疾患について―特に嚢胞性疾患について―
- 学会ガイドラインにおける呼吸機能の判定区分変更に伴う変化について
- 超音波診断装置における体脂肪分布の推定と健常人における臨床的意義