非外傷性後骨間神経麻痺に対する超音波検査の意義
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概要
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目的:後骨間神経(PIN)の非外傷性麻痺の原因には,占拠性病変(主にガングリオン),PINのくびれ,絞扼(回外筋症候群)がある.今回,原因の同定に超音波検査(US)を行い有用性を評価した.方法:本麻痺の7 例7 肘を対象とした.PINと周囲組織をUSにより観察した.結果:以下のUS所見により3 原因を同定できた.1)占拠性病変(2 肘):いずれも低エコーでガングリオンと診断した.PINはこれにより挙上され,Frohse腱弓で圧迫されていた.2)PINのくびれと全長性の腫大(3 肘).3)Frohse腱弓下でのPIN径の減少と近位の腫大(仮性神経腫)(2 肘):回外筋症候群と診断した.結論:USは非外傷性PIN麻痺の原因検索に有用である.
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