WWWシステムを用いた農作業日誌データベースの開発
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概要
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農作物の画像情報,気象情報,農作業日誌を統合して管理するデータベースをWWWシステムを用いて開発した.サーバには1台のパーソナルコンピュータを用い,ビデオカメラ,気象ロボット,データベース,WWWサーバのすべての管理を行った.データベースは,ビデオカメラ,気象観測ロボットが定期的に取得する画像データと気象データ,栽培管理者が入力する農作業日誌データによって構成される.日誌入力,データ検索プログラムはCGIスクリプトで開発し,それらのユーザインターフェースにはWebブラウザを用いた.本システムの試験運用の結果,病虫害や台風による作物の損傷などが記録された.これらの症例や発生事由を日誌に記録しておくことで,事象をキーワードとして画像データ,気象データの検索が可能となり,より効果的な生育分析が可能となった.
- 農業情報学会の論文
著者
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二宮 正士
National Agricultural Research Center
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二宮 正士
National Agriculture Research Center
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森泉 昭治
School of Agriculture, Ibaraki University
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町田 武美
School of Agriculture, Ibaraki Univ.
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河野 司
Doctoral Course in Agricultural Science, Tokyo University of Agriculture and Technology
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