脾梗塞を合併した伝染性単核球症の1例
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概要
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症例は22歳男性.持続する高熱と右季肋部痛のため,当院へ救急搬送となった.伝染性単核球症と診断したが,腹部造影CT検査で脾梗塞を認め,入院加療とした.入院後,炎症反応は増悪し左側腹部痛が出現,脾梗塞も増悪したため,ステロイドパルス療法を施行した.これにより,自覚症状と炎症反応は改善した.脾梗塞を合併した伝染性単核球症の報告例は自験例を含めて9例とまれであるが,認知しておくべき合併症と考えられた.
著者
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永松 晋作
奈良県立奈良病院消化器内科
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中谷 敏也
奈良県立奈良病院消化器内科
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澤田 保彦
奈良県立奈良病院循環器科
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菊池 英亮
奈良県立奈良病院消化器内科
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澤田 保彦
奈良県立奈良病院消化器内科
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神戸 大介
奈良県立奈良病院消化器内科
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藤永 幸久
奈良県立奈良病院消化器内科
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関 建一郎
奈良県立奈良病院消化器内科
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才川 宗一郎
奈良県立奈良病院消化器内科
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佐藤 芳樹
奈良県立奈良病院消化器内科
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松尾 英城
奈良県立奈良病院消化器内科
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