オゾン分解方法によるイソプレン加硫ゴムから反応性液状ゴムの合成
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概要
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純ゴム配合の合成天然ゴム硫黄加硫物にオゾン化酸素を吹き込んでオゾン化ゴムとし, 水素化アルミニウムリチウムで還元すると水酸基を有する液状ゴムとなり, トリレンジイソシアナートを反応させると再び架橋ゴムとなった.またオゾン化ゴムを過酸化水素水で処理するとカルボキシル基を有する液状ゴムとなり, トリス [1-(2-メチル) アジリジニル] ホスフィンオキシドと反応させると再び架橋ゴムとなった.しかしいずれの場合も液状ゴムの収率が低く, 極限粘度の値も小さいので, 今後更に検討する必要がある.
- 一般社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
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山下 晋三
Department of Chemistry, Kyoto Institute of Technology
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川端 成彬
Department of Chemistry, Kyoto Institute of Technology
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鳥井 秀雄
Department of Chemistry, Kyoto Institute of Technology
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