プロジェクト学習科目「植物と人々の博物館づくり」の方法論と評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The curriculum of Tokyo Gakugei University has adopted a required course called “Making a Museum for Plants and People,” a project-based learning. This course consists of two core lectures and two applied courses for sophomores, and a comprehensive seminar (including four workshops) for juniors. The educational methodology here derives from the one proposed by J. Dewey and W.H. Kilpatrick. From our present perspective, this method resembles a project-based learning from Minnesota New Country School, the United States, and a problem-based learning from McMaster University, Canada. We surveyed the students four times about the educational effects of the project-based learning. They developed new interests and acquired new knowledge of local environmental issues. They even had opportunities to participate in local activities and to learn new skills, but the curriculum did not change fully the students' manners and values toward environmental education. The most of the students did select the same workshop within their major in groups, but failed to choose as a new subject to study. The students declared that they did not always analyze the given data in a logical manner, which means, the curriculum may have failed to form their comprehensive understanding, integrating fully their knowledge from the workshops, the field trips, and the lectures. Consequently, we learned several pointers for the future improvement of the methodology in Environmental Learning Framework. The students contributed so much for this project “A Museum for Plants and People” at Kosuge Village in Yamanashi Prefecture through their effective exhibition designed to promote the understanding of the relationship between plants and humans. The residents expressed their gratitude to the students.
著者
関連論文
- 小町リンドウの組織培養と二次代謝成分
- 1H-08 小学校教員志望の大学生の理科授業に対するモティベーションを上げるための方策(一般研究発表(口頭発表),日本理科教育学会第59回全国大会)
- P-02 小学校教員養成課程における理科授業力向上のための取り組み(ポスター発表,日本理科教育学会第58回全国大会)
- キク3品種におけるアントシアニン合成系酵素遺伝子の発現解析
- セイヨウアカネ(Rubia tinctorum)の根に存在するprimrverosidaseについて
- ラヴェンダー(Lavandula officinalis)の青色色素生産に対する植物ホルモン、鉄の影響
- 培養セイヨウアカネシュートにおけるアントラキノン類の生産
- 野外環境学習から地域社会の再生へ
- 雑草の地方名形成と子ども文化を再創造する「植物めいめい」プログラム
- 遠野市立博物館で実施した伝統お菓子作り活動
- 浜松科学館で実施した子どもによる植物の命名(環境学習プログラムの開発研究 : 平成15・16年度広域教育科学研究費成果報告書)
- 農耕文化基本複合をめぐる環境教育学の方法論
- 世界の雑穀類と栽培状況
- 大学・大学院レベルで求められる環境学習課程 (「大学・大学院レベルにおける環境学習課程の研究」報告)
- タイにおける環境教育の現状と国際協力 (「大学・大学院レベルにおける環境学習課程の研究」報告)
- キビの栽培化と伝播およびその利用
- 環境学習のための情報ネットワークの利用 : グローブ計画へのサポートと教育実践()
- 環境教育としてのグローブ計画
- 雑草と環境学習
- The GLOBE Program Japan における環境情報チームの活動について
- インターネットを用いた観測データの収集と教材のフィードバックについて : GLOBEプロジェクトでのインターネット利用
- キビの地理的変異と民族植物学(第25回種生物学シンポジウム)
- 近世出土漆製品の材質・製作技法に関する研究 : 新宿区行元寺跡出土漆器の調査事例から
- 東京都新宿区出土漆工関連遺物に関する保存科学的研究 : 近世における漆器の「補修」に関して
- 小学校理科に新しい形で遺伝子に関わる内容を導入する : その理念と方策
- 花壇用一年生草花に関する研究(第3報) : マリーゴールド3品種の花芽の発育過程について
- 東京学芸大学附属図書館所蔵「望月文庫」の保管環境に関する調査研究
- イネ科雑草のカモジグサおよびミズタカモジグサにおける繁殖様式と生育場所の相互関係について
- 小学生の遺伝のしくみに対する認識
- わが国の博物館・美術館における虫害状況とその検討
- プロピレングリコールを用いた出土木製品仮保管法に関する研究
- 倉科将軍塚古墳2号墳出土短甲復元にともなう調査研究
- 東京学芸大学所蔵古書籍の虫害状況と保管法に関する研究
- 課08-4 アゲハの幼虫および蛹の教材としての可能性(アゲハソウネットワークの構築,課題研究発表)
- P-38 教員養成系学部学生と児童の蒸散の役割や土壌養分に対する認識(ポスター発表)
- 1E-15 蒸散による水の吸い上げに注目した小学校理科授業の実践(一般研究発表(口頭発表))
- エゴマおよびアマの種子の脂肪酸およびステロール成分
- 生物文化多様性と農山村振興--在来品種と伝統的知識体系 (特集 生物多様性と国際農林業協力)
- 花壇用一年生草花に関する研究(第2報) : マリーゴールド3品種の生態的特性について
- 花壇用一年生草花に関する研究(第1報) : サルビア3品種の生態的特性について
- 学校園の研究 I : 自然への文化的視点
- 西村俊一・木俣美樹男編著『地球環境と教育-未来を開く緑のヴィジョン-』(創友社,1996年1月刊)
- 1O-07 構造と機能の関係についての認識を深めるための教材開発(2) : アゲハの幼虫及び蛹の微細構造に着目した授業実践から(生物教材・教育法,一般研究発表(口頭発表))
- 1H-03 市民活動による学校における環境教育の活性化のとりくみ : 東京都日野市における環境学習サポートグループの活動(環境教育,STS教育,総合的学習,一般研究発表(口頭発表))
- サギゴケ属Mazusの繁殖様式と生活型
- カシュウイモむかご(地上塊茎)の休眠について
- 《座談会》「過去に学び、今を知り、未来を探る〜日本環境教育学会の20年から〜」
- プロジェクト学習科目「植物と人々の博物館づくり」の方法論と評価
- プロジェクト学習科目「植物と人々の博物館づくり」の方法論と評価
- WS-005 チューブ法による簡易蒸散測定のポイント(ワークショップ)
- 11I-404 地域の自然を活用するためのWeb教材の開発 : Google Mapとリンクした生き物発見情報の登録・公開システム(環境教育・STS学習・総合的学習,一般研究発表(口頭発表))
- 10D-103 現職教員および教員養成系学部等学生向け原子力・放射線関連教育に有効な観察・実験等の検討(教員養成,一般研究発表(口頭発表))
- ホームガーデンによる生物文化多様性保全と家族食料安全保障 : 特集にあたって、調査研究の概要と趣旨
- エコミュージアム日本村の植物と人々の博物館プロジェクトに関する地域住民の意識変容