脳血管撮影用3.3Frカテーテル:実験的研究による解析
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概要
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【目的】脳血管撮影において,3.3Frサイズの細径カテーテルは,患者の身体的負担と合併症を減らすと報告されたが,その操作の難しさのために普及には至らなかった.今回,操作性改善を目的として新たに3.3Frカテーテルが開発されたため,操作性に関する要素につき実験的研究を行った.【方法】新たな材質・構造の2種類の3.3Frカテーテル(3.3Fr-A,3.3Fr-B),従来の脳血管撮影用3.3Frカテーテル(3.3Fr-C)および普及している脳血管撮影用4Frカテーテル(4Fr)を用いて,トルク伝達性,推進性,折れ曲り耐性につき実験を行った.【結果】改良型の3.3Fr-Aはトルク伝達性ではやや劣るものの,4Frと同等の推進性とより強い折れ曲がり耐性を持ち,3.3Fr-Bは推進性ではやや劣るものの,4Frと同等の折れ曲がり耐性とより強いトルク伝達性を持つことが示された.3.3Fr-Cはすべての試験で4Frに劣っていた.【結論】新たに開発された2種類の3.3Frカテーテルは,4Frカテーテルに迫る操作性が期待できる.
- 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会の論文
著者
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山根 文孝
埼玉医科大学国際医療センター リハビリテーション科
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神山 信也
埼玉医科大学国際医療センター 脳卒中センター 脳血管内治療科
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石原 正一郎
埼玉医科大学国際医療センター リハビリテーション科
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落合 育雄
埼玉医科大学 国際医療センター 脳血管内治療科
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上宮 奈穂子
埼玉医科大学 国際医療センター 脳血管内治療科
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吉原 智之
埼玉医科大学 国際医療センター 脳血管内治療科
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金澤 隆三郎
埼玉医科大学 国際医療センター 脳血管内治療科
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根木 宏明
埼玉医科大学 国際医療センター 脳血管内治療科
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嶋口 英俊
埼玉医科大学 国際医療センター 脳血管内治療科
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石原 正一郎
埼玉医科大学 国際医療センター 脳卒中センター 脳血管内治療科
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山根 文孝
埼玉医科大学 国際医療センター 脳血管内治療科
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神山 信也
埼玉医科大学 国際医療センター 脳血管内治療科
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