4. インスリン受容体の生化学:その性状とインスリンの作用
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概要
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1949年Stadieはインスリンが筋細胞膜に結合すること, 結合には細胞膜に存在するSH基とインスリンのS-S基との間のinteractionが重要であることを示した1)。しかしながら, 細胞膜に存在するインスリン受容体の実態が明確になってきたのは, 生物学的活性を保持した比放射活性の高い標識インスリンが作製されるようになった約10年程前のことである2) 。その後, Cuatrecasas, RothとKahnを中心とするNIHのグループ, Konoら, Olefskyらによってインスリン受容体の研究は精力的に進められてきた。
- 日本内分泌学会の論文
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