内視鏡的治療後の遺残再発静脈瘤に対するHassab手術成績の検討
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概要
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EISもしくはEVL後の遺残再発静脈瘤に対しHassab手術を施行した36症例を対象に, 遺残再発静脈瘤の特徴および手術成績について検討した.遺残再発静脈瘤占居部位は, 食道胃静脈瘤26例, 食道静脈瘤単独4例, 胃静脈瘤単独5例であった.術前内視鏡所見で最も多かったのは, 食道静脈瘤では, Lm (55%), F<SUB>2</SUB> (58%), 胃静脈瘤では, Lg-cf (43%), F<SUB>2</SUB> (47%) であり, 食道静脈瘤の97%, 胃静脈瘤の36%がRCサイン陽性であった.術後, 食道静脈瘤は36例中29例 (81%) に消失がみられ, 胃静脈瘤は全例消失していた.長期予後での死亡症例は13例で, 死因は肝不全, 肝癌, 消化管出血であり, 静脈瘤の破裂出血はなかった.内視鏡的治療法後の遺残再発静脈瘤には, Hassab手術との併用療法が有効であると思われた.
- The Japan Society for Portal Hypertensionの論文
著者
-
高森 繁
順天堂大学医学部外科学第二
-
大橋 薫
順天堂大学医学部外科学第二
-
児島 邦明
順天堂大学乳腺・内分泌外科
-
二川 俊二
順天堂大学 医学部外科学教室
-
大原 成官
順天堂大学小児外科・第二外科
-
渡辺 心
順天堂大学医学部外科学第二
-
深澤 正樹
順天堂大学医学部外科学教室肝胆膵外科
-
別府 倫兄
順天堂大学医学部第2外科
-
渡辺 心
順天堂大学医学部第二外科
-
高森 繁
順天堂大学医学部第二外科
-
大原 成官
順天堂大学医学部第二外科
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