血清蛋白の甲状腺ホルモン結合能に関する研究 特に急性肝炎について
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概要
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急性肝炎の急性期に血中T<SUB>4</SUB>濃度が上昇し, 逆にResin Sponge T<SUB>3</SUB> Uptake (RSU) が著明に低下するがこれは本症のTBGのT<SUB>4</SUB>結合能が正常者の約2倍に増加した為に招来されたものであり, 血清Transamylase等の肝機能の正常化と平衡して一過性に上昇したTBGのT<SUB>4</SUB>結合能は正常化した.急性肝炎時にみられたT<SUB>4</SUB>濃度の上昇, RSU値の低下及びTBGのT<SUB>4</SUB>結合能増加と云う一連の変化は妊娠及びEstrogen投与時にみられる変化と極めて類似しており, このことより急性肝炎の急性期には一過性に肝のEstrogen処理能が低下し, 血中Fstrogen濃度が上昇する為TBGのT<SUB>4</SUB>結合能が上昇したものと考えられる.
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