ハイブリッド型新規多孔性構造体の調製
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
石油精製におけるゼオライト触媒において,反応物質の触媒活性サイトへのアクセスは非常に重要であり,より大きな分子が触媒活性サイトに容易に近づけるようになればゼオライト触媒の高機能化につながる。USYゼオライト粒子の外表面にメソポーラスシリカであるMCM-41を成長させたハイブリッド型の新規多孔性構造体を合成した。USYを出発原料として,MCM-41合成条件下で処理することにより,USYからMCM-41への転換,およびUSY二次粒子の表面および内部に析出したMCM-41の形成が確認された。この新規多孔性構造体の触媒の特徴として,USYおよびMCM-41細孔内に存在する活性サイトへの反応物質の拡散が促進することにより,水素化分解活性の向上が認められた。
著者
-
小笠原 正剛
秋田大学大学院工学資源学研究科
-
春山 哲也
九州工業大学 大学院生命体工学研究科生体機能専攻生物電子工学分野
-
渡部 光徳
日揮触媒化成(株)触媒研究所
-
春山 哲也
九州工業大学大学院生命体工学研究科生体機能専攻
-
中田 真一
秋田大学大学院工学資源学研究科環境応用化学専攻
-
牛尾 賢
日揮触媒化成(株)企画部
-
黒田 隆三
日揮触媒化成(株)触媒研究所
-
小笠原 正剛
秋田大学大学院工学資源学研究科環境応用化学専攻
-
中田 真一
秋田大学大学院工学資源学研究科 環境応用化学専攻
関連論文
- インターネット討論会
- 規則性多孔体の前駆体となる有機-無機複合体の構造規則性と触媒活性
- 無水リン酸結合を共通構造として有する生体エネルギー分子の網羅的検知を目的とした人工酵素バイオセンサ
- 膜マトリックスとして分子設計した人工酵素による分子インターフェースの構築
- 人工酵素膜を分子インターフェイスとして利用したATPsバイオセンサの構築
- 細胞・組織バイオセンシング技術の進展
- LCOアップグレーディング技術と触媒開発
- ハイスループット分析(HTA)への応用を目指した細胞のモデル化とシステム化
- 日本バイオマテリアル学会シンポジウム2004
- 配位集積型高分子錯体のNOセンシング素子への応用
- 細胞応答センシングの新展開
- "電子機能性タンパク質の遺伝子工学的手法による設計と創製"を特集して
- サイクリックボルタンメトリー(バイオ系)
- 触媒学会50周年記念事業 : 若手研究者の海外渡航助成 16th International Zeolite Conference Joint with the 7th International Mesostructured Materials Symposium 参加報告
- 細胞工学技術とバイオセンシング技術とによるHTA開発
- 2Kp18 LEAモチーフペプチド共発現による組換えタンパク質の高効率発現(培養工学/バイオプロセス,一般講演)
- FCC触媒のかさ密度および触媒活性における鉄化合物堆積の影響
- 核内受容体のアゴニストスクリーニングを目的としたナノ粒子センサ
- ハイブリッド型新規多孔性構造体の調製
- バイオ高分子でつくる構造と機能 : エコフィッティングプロセスによる材料表面の機能化
- 秋田県沿岸部における古津波痕跡調査計画
- 潟上市を対象とした住民の防災意識と避難に関する調査
- 感謝・感謝・感謝
- BDF製造時に排出される含グリセリン副生成物の燃料油への利活用に関する基礎的研究
- CORRECTIONS: Synthesis of Novel Hybrid Type Porous Materials [Vol.55, No.5, pp.332-338]
- ハイブリッド型新規多孔性構造体の調製
- BDF製造時に排出される含グリセリン副生成物の燃料油への利活用に関する基礎的研究