外国籍住民集住都市における日本人住民の外国人意識--愛知県西尾市,静岡県旧浜松市,長野県飯田市調査から
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概要
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This paper examines Japanese resident's attitudes toward “new-comer” foreign residents in highly concentrated cities of Nikkei Brazilians. We conducted surveys during 2005 - 2007 in 3 samples cities, Nishio in Aichi, Hamamatsu in Shizuoka and Iida, Nagano prefecture. These cities are located in the Tokai area where has a large population of foreign residents and these cities are member cities of the Council of Highly Concentrated Cities of Foreign Residents. Using the data we analyze the contribution factors of “acceptance/exclusive attitudes” toward foreign residents which are common among the three cities.<BR> Firstly we find that the variables of individual attributes that are gender, age and educational background are effective. In other words, more-educated young males are more generous toward foreign residents. But interestingly our data does not support the “group threat theory” which is people of the “blue collar” workers have more exclusive consciousness.<BR> Secondary, our data supports the “contact theory” and the “network theory”. People who have contacts with foreign residents have more positive attitudes toward Brazilians and Peruvians in neighborhood. Having a contact in daily life, people are able to establish “visible relationship” and are trying to accept Brazilians and Peruvians as their community members.<BR> Thirdly, people who have stronger “Ie” consciousness have more negative attitudes toward foreign residents. Also it is interesting to point that people who have stronger attachment to their neighborhood and the stronger intention and to contribute to their neighborhood are more exclusive toward foreign residents.
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