進行肝細胞癌に対するソラフェニブの現状と今後の展望
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ソラフェニブは,プラセボと比較した2つのランダム化比較試験において明らかな延命効果が示され,進行肝細胞癌に対する標準治療として位置付けられた.これまで局所療法を駆使して患者の延命を図ってきたが,ソラフェニブの登場で生存期間の更なる延長が期待できるようになった.ソラフェニブを上手く活用するために,適応,治療成績や副作用を熟知しておくことが重要である.また,ソラフェニブ登場前から日本でよく行われている肝動注化学療法との棲み分けを明らかにすることも重要である.現在,ソラフェニブは局所療法後の補助療法,肝動脈化学塞栓術との併用療法の開発が行われており,早期の対象にも適応が広がることが期待されている.
著者
-
高橋 秀明
独立行政法人 メディア教育開発センター
-
桑原 明子
独立行政法人国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
-
池田 公史
独立行政法人国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
-
光永 修一
独立行政法人国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
-
清水 怜
独立行政法人国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
-
大野 泉
独立行政法人国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
-
奥山 浩之
独立行政法人国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
-
奥坂 拓志
独立行政法人国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科
関連論文
- 長期間にわたる視点でのユーザビリティ評価の重要性
- 複合的トラッキング作業における「眼球停留関連電位のラムダ反応」と「聴覚P300」の比較
- 初等教育における学習用アプリケーションの開発方法の提案 (コミュニケーションを重視した教育実践と情報モラル教育)
- PB057 日常生活における情報通信機器の利用実態 : ながら作業について(ポスター発表B,研究発表)
- PE01 遠隔学習過程の記述 : 学習を継続すること(原理・方法,ポスター発表E)
- 初等教育における学習用アプリケーションの開発方法の提案
- 進行肝細胞癌に対するソラフェニブの現状と今後の展望
- 進行肝細胞癌に対するソラフェニブの現状と今後の展望
- P1-153 胆道がんに対するゲムシタビン+シスプラチン併用療法における悪心嘔吐に関する調査(がん薬物療法(制吐支持療法),ポスター,一般演題,岐路に立つ医療〜千年紀の目覚め〜よみがえれ!ニッポン!薬の改革は我らが手で!)