モルモット腹腔内食細胞に対する緑膿菌の細胞毒性について
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概要
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モルモット腹腔内食細胞に対する緑膿菌の細胞毒性をin vitroおよびin vivoで検討し,次のような成績が得られた。1. In vitroにおける食菌現象で,緑膿菌は大腸菌に比べ食細胞に貪食され難く,また強い細胞毒性を示した。2. In vivoにおける食菌現象でも,in vitroと同様に緑膿菌は大腸菌に比べ食細胞に貪食され難く,また強い細胞毒性を示した。3. 緑膿菌の毒性物質を検討した結果,菌体内毒素,slime, elastase, proteaseなどが食細胞に対して強い細胞毒性を示したが,pyocyanin, OEPにはほとんど細胞毒性は認められなかつた。以上のように緑膿菌は大腸菌に比べ,モルモット腹腔内食細胞による貪食に抵抗し,またこれらの食細胞に対して細胞毒性を示すことが認められた。
- 日本細菌学会の論文
著者
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尾花 芳樹
Microbiological Research Institute Of Otsuka Pharmaceutical Co. Ltd.
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中沢 昭三
京都薬科大学
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三和 秀明
塩野義製薬株式会社創薬研究所
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尾花 芳樹
京都薬科大学
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出村 政嗣
京都薬科大学微生物学教室
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三和 秀明
塩野義製薬研究所
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