Porapakを固定相に用いたゴムの熱分解昇温ガスクロマトグラフィー : 高分子の熱分解ガスクロマトグラフィー (第一報)
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概要
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ゴムの定性定量分析法としてPorapak-Qを固定相に用いた熱分解昇温ガスクロマトグラフィーにつき研究した。熱分解はキャリアーガス流路中にある加熱室に試料を送入する方法を用いた.<BR>この方法によれば, 各種ゴムはそのガスクロマトグラムに特有なピークを与えるので, 定性分析することができるが, 天然ゴム (以後NRと略す) とイソプレンゴム (IR), イソブチレンイソプレンゴム (IIR) とイソブチレンゴム (IBR) は同じガスクロマトグラムを与えるので区別することはできなかった.さらに各種ゴムのガスクロマトグラム特にその特有のピークについて, その保持容量と赤外吸収から同定を行なった.また, この特有のピークを有するゴムはすべて定量が可能であるが, その一例として, スチレンブタジエンゴム (SBR) -NR系, SBR-IIR系について定量分析を行ない, よい結果を得た.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
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城野 和三郎
神戸大学工学部
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大久保 直彦
神戸大学工学部
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渡辺 禎三
神戸大学工学部
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真下 智司
Mitsuboshi Belting Ltd.
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真下 智司
神戸大学工学部
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星川 勝行
神戸大学工学部
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