X線ディフラクトメータによる澱粉の研究 (2) : “C”-図型の微結晶構造について
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概要
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十数種の天然澱粉をX線ディフラクトメーターにより精査した結果,クズ及びヤマノイモ澱粉の廻折曲線がジャガイモ澱粉(“B”)とトウモロコシ澱粉(“A”)の中間の形状を呈し,その6環が“B”の6a, bと“A”の6aに相当する3環より成る事を見出し,更に種々の澱粉の廻折曲線を検討し,“C”に属する微結晶構造は“A”, “B”,両結晶型の混合構造であると考えられる結果を得た.そして此等“C”に属する澱粉の結晶部分の“A”と“B”との合比を半定量的に示した.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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