Penicillium chrysogenum Q 176によるフェニル酢酸の酸化的代謝に関する研究 : (第13報) P-ハイドロオキシフェニル酢酸代謝中間物質の分離および証明(その2)
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概要
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(1) Penicillium chrysogenumQ 176homogentisic acid mutantがp-ハイドロオキシフェニル酢酸から生成するもう1つの未知物質(A)をm.p. 128〜9°の針状ないし鱗片状結晶として単離し,このものがホモプロトカテキウ酸であることを明らかにした. (2) p-ハイドロオキシフェニル酢酸の代りにホモプロトカテキウ酸を基質として行った菌蓋培養から1種の代謝生成物を単離し,そのものが2,4,5-トリハイドロオキシフェニル酢酸であることを確認した. (3) p-ハイドロオキシフェニル酢酸およびホモプロトカテキウ酸を基質とLて菌蓋培養を行い,p-ハイドロオキシフェニル酢酸,ホモプロトカテキウ酸および2,4,5-トリハイドロオキシフェニル酢酸の消長する状態をしらべることによってp-ハイドロオキシフェニル酢酸がホモプロトカテキウ酸を経て2,4,5-トリハイドロオキシフェニル酢酸に代謝されることを明らかにした.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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