蛋白質摂取量が動物に与える影響について(第2報) : 低蛋白質飼料による白鼠の諸器官尿と血液成分の変化
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概要
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(1) 低蛋白質食及び植物蛋白質食で幼白鼠を飼育すると,発育途上の或時期に衰弱がみられ,成熟後も矮小な白鼠となるが,成熟後は生理的に重要な諸器官の重量や血液中の赤血球数やA/G比は正常に保たれている. (2) 尿中窒素成分中,アラントインは蛋白質摂取量の一定水準以下で急速に減少するが,他の成分は特に顕著な変曲点を示さない. (3) クレアチニン排泄量は蛋白質摂取水準により変動する.尿素は全窒素排泄量の低下と共にその占める割合が減少するが,その分だけアンモニアが増大するようである.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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