N-(2, 6-ジアルキルフェニル)-4 (または3)-置換フタルイミド類の合成とアブラナ科野菜根こぶ病防除活性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
フタル酸部の4(または3)位に置換基を有する48種類のN-(2, 6-ジアルキルフェニル)フタルイミド誘導体について,化学構造とアブラナ科野菜根こぶ病防除活性との関係を検討した, 45種類の4位置換誘導体のうち,カルボキシ,ヒドロキシ,ヒドロキシメチル,ホルミル,カルボキシメチル, 2-カルボキシエチル, 2-カルボキシビニルまたはカルバモイル基を有する誘導体には高い防除活性が,またシアノ,シアノメチルもしくはカルバモィルメチル基を有する誘導体にもそれに次ぐ活性が認められ,カルボキシ基またはフェノール性水酸基のような酸性基ちしくはこれらの基に変換されやすい基の存在が活性発現に必要であることが示唆された.フタル酸の3位に水酸基を導入した誘導体には活性は認められなかった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
-
上田 隆之
三共株式会社農薬研究所
-
富田 和男
三共株式会社農薬研究所
-
青木 篤
北海三共株式会社研究部
-
飛塚 淳三
三共株式会社農薬研究所
-
中西 逸朗
三共株式会社農薬研究所
-
遠藤 利光
北海三共株式会社
-
村上 忠
三共株式会社農薬研究所
-
小笹 誠
三共株式会社農薬研究所
-
遠藤 利光
北海三共株式会社研究部
関連論文
- 激害型マツ枯損木より有毒代謝産物の分離 : 同定とそれらの毒性について
- Colletotrichum dematium f. spinaciaeによるテンサイの炭そ病
- 殺ダニ剤ミルベメクチンの開発
- N-(1,2,4-Triazole-3-yl) Succinamic acidの殺草特性
- 抗生物質殺ダニ剤Milbemycinsに関する研究 : 1.殺ダニ特性とナミハダニ, ミカンハダニに対する防除効果
- 411 Milbemycinの殺ダニ性について(一般講演)
- 有機イオウ化合物に関する研究(第12報)o-置換芳香族チオアロファン酸エステルの脱硫閉環反応について
- Pythium属菌によるイネ苗立枯病に関する研究 : (2) 育苗中・後期の苗立枯病の発生に関与するPythium属菌
- N-(2, 6-Dialkylphenyl)-4-carboxy-およびN-(2, 6-dialkylphenyl)-4-hydroxy-phthalimide誘導体のイミド環変換化合物の合成と根こぶ病防除活性
- N-Aryl-4-置換-phthalimide類の構造とアブラナ科野菜根こぶ病防除活性
- N-(2, 6-ジアルキルフェニル)-4 (または3)-置換フタルイミド類の合成とアブラナ科野菜根こぶ病防除活性
- N-(2, 6-Dialkylphenyl)-4-hydroxymethylphthalimideおよびN-(2, 6-Dialkylphenyl)-4-formylphthalimide類たらびに関連化合物の合成
- アルコキシカルボニルチオカルバミン酸エステルとヒドロキシルアミンとの反応 : 1, 2, 4-オキサジアゾリノン誘導体の新合成法
- アルコキシカルボニルチオカルバミン酸エステルとアニリン類との反応 : 2-ベンツイミダゾールカルバミン酸エステル類の新合成法
- アルコキシカルボニルチオカルバミン酸エステルとアンモニアとの反応 : アルコキシカルボニルプソイド尿素誘導体の合成
- Pythium属菌によるイネ苗立枯病に関する研究 : (1) 出芽前後の苗立枯病の発生に関与するPythium属菌