酵母のPectin分解酵素に関する研究
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概要
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35種の酵母に就てそのpectin分解酵素力を調べ次の事実を認めた. 1. 酵母にはpectin-methylesteraseは存在しない. 2. 酵母のpectin-polygalacturonase (PG)の作用力は,その基質であるpectinic acidのmethoxyl基含有量に依つて強く支配され,真の基質はpectic acidである.従つて酵母のPGはSEEGMILLER等の所謂polymethylgalacturonaseではない. 3. Pectic acidを基質としてPGのactivityを調べれば酵母中には, S. fragilisを最高とし,他は弱い乍らもかなり広ぐ分布している.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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