凍害防御•凍結•解凍処理後に培養したキク茎頂の形態観察
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概要
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液体窒素下で凍結したキク茎頂を解凍•培養し, いろいろな段階での茎頂の形態を走査型電子顕微鏡により観察した. 解凍後の茎頂では, 生存部分は比較的小さな部分に限られ, 培養中における茎頂の生長及びカルス形成などの様子は茎頂ごとに大きく異なった. 生存した茎頂でのシュートの再生は, 滑らかな表面を持つコブ状の組織または粗面の表面を持つカルスの中に形成されたグリーンスポットから認められた.凍結防御剤として用いられるDMSOは, 再生した茎頂の葉にビトリフィ様の異常形態を誘起した.
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