キクの葉片培養におけるカルスの生長と器官形成におよぼす糖の影響
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概要
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キクの葉片培養におけるカルスの生長と器官形成におよぼす糖の影響を検討した. カルスの生長は, 4%マルトース単独または2%マルトースと2%のシュークロース, フラクトース, グルコース, ラフィノースのいずれかが培地に添加された区で優った. カルスの生長に対するシュークロースとマルトースの最適濃度はともに4%で, シュートの形成には4%シュークロースが有効であったが, マルトースはいずれの濃度でも有効ではなかった. 2%シュークロースではBA 2.0または5.0mg/lとNAA 0.5または1.0mg/lの組み合せで, 4%シュークロースではBA 0.1〜5.0mg/lとNAA 0.5または1.0mg/lのより広い組み合せでシュートの形成が高まったが, 8%シュークロースではいずれのホルモン濃度でもシュートの形成は抑制された.
- 日本植物細胞分子生物学会の論文
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