キク茎頂の低温保存
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概要
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キク茎頂の低温保存を検討した. 29ヵ月間毎月茎頂培養を行い, 置床直後から5℃で30日間貯蔵すると, 生存率は夏半期に低く, 冬半期に高い傾向が認められた. 貯蔵前に25℃で15日間前培養すれば, 夏半期に採取した茎頂でも5℃で210日以上貯蔵が可能であった. 前培養は2日間から有効であり, 10日以上行うことがより好適であった. 貯蔵中の茎頂の生長を抑制するには, 貯蔵温度を5℃から2℃に下げることが有効であった. 貯蔵中の茎頂は, 10日間の高温遭遇により著しく生存率が低下した.
- 日本植物細胞分子生物学会の論文
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