アスパラガス品種•系統特性の早期検定について
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概要
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北海道でのアスパラガス露地栽培における収量性や若茎品質の早期検定の可能性を明らかにする目的で養成期2年間, 収穫開始後4年間の各年次間の相関を調査した. その結果, 収穫開始前年までの茎葉調査結果によって, 品種間の収量性の優劣あるいは若茎の規格内1本重の大小を推定することは難しかった. 収穫2年目の収量•特性調査からは収量性, 若茎1本重, 頭部のしまりなどの特性の優劣の推定が可能であった.慣行の収穫期間での収穫1年目の収量から4年間の累積収量の品種間の優劣を推定する事は難しかった. 反復間の収量の変動が著しく大きくない程度に長期間収穫できれば推定できる可能性があると考えられた. 規格内1本重, 若茎頭部のしまり状態については収穫1年目の収穫物の調査結果からの推定は可能であった.
- 園芸学会の論文
著者
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吉川 宏昭
野菜茶試
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吉川 宏昭
農林水産省野菜・茶業試験場
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浦上 敦子
北海道農試
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浦上 敦子
農林水産省北海道農業試験場
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永井 信
北海進農試
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永井 信
北農試
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永井 信
農林水産省北海道農場試験場
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