ハクサイの晩抽性育種 : -低温要求性のない晩抽性育種素材の抽苔開花を誘起する限界日長
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概要
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ハクサイの晩抽性育種素材として期待されるツケナ大阪白菜晩生 (<I>Brassica campestris</I> L. ssp. <I>pekinensis</I>, syn, B. <I>rapa</I> L. ssp. <I>pekinensis</I>) の選抜系統FNC31-63について, 限界日長を明らかにする目的で人工気象室を用いた試験を行った. その結果,ENC31-63の抽苔開花を誘起する限界日長は, 低温処理の有無にかかわらず約14時間であることが明らかとなった. すなわち, この系統は低温感受性がほとんどなく, 長日に感応して抽苔開花するという特異な晩抽性を示した. この性質をハクサイに導入することにより, 従来とまったく異なる晩抽性ハクサイ品種が育成できるのではないかと考えられる.
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