東京湾内湾における人工および天然干潟の二枚貝相とその生態系サービス
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概要
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人工干潟の生態系サービスを評価するため,東京湾内湾の 6 カ所の人工干潟と 5 カ所の天然干潟の二枚貝相と比較した。また,二枚貝相を決定する環境撹乱要因を特定するため,干潟にケージを設置し,アサリの生残実験を行った。二枚貝相は,天然か人工かではなく,その干潟が湾内で位置する場所によって決まり,アサリが優占した湾口に近い干潟ではおもな生態系サービスとして潮干狩りが挙げられた。一方で,湾奥の二枚貝相は貧弱で,塩分や貧酸素が環境要因として効いていた。
著者
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青木 茂
東京大学大学院農学生命科学研究科
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岡本 研
東京大学大学院農学生命科学研究科
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日野 明徳
東京大学大学院農学生命科学研究科
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水野 佑亮
東京大学大学院農学生命科学研究科
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柳内 健
東京大学大学院農学生命科学研究科
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