ナスの葯培養における胚様体形成率の向上
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ナス (品種‘もぎ’,‘E12’) を供試し, 培地への活性炭の添加, 葯の採取時期および低温前処理の胚様体形成への影響を検討した.1. 初代培地への活性炭の添加は花粉のカルス化を抑制し, 胚様体形成を促進した.2. 葯の採取時期によって胚様体の形成率には大きな差異が認められた. 高温期 (6〜10月) に採取した葯には胚様体の形成は認められなかったが, 低温期 (11〜12月) に採取した葯には高率で胚様体の形成が認められた.3. 花蕾への低温前処理の効果は葯の採取時期によって異なっていた. 10〜11月には花蕾への低温前処理は胚様体の形成を促進したが, 12月には逆に阻害した.
著者
関連論文
- 超微小茎頂分裂組織培養法を用いたわが国のキクの新病原体キククロロティックモトルウイロイドの除去
- 無加温での冬季トマト果実生産における新規育成単為結果性系統の評価
- セントポーリアの葉への傷つけ処理による低温感受性の増大
- スイートピーの開花期における光合成産物の分配
- トウガラシ'CH-19甘'の果実発育に伴う胎座組織でのカプシノイド生成ならびに収穫時期の異なる果実のカプシノイド含量
- 花卉園芸で活躍するバイオテクノロジー
- トマト種子へのガンマ線照射で得たクロロフィル部分欠損形質の遺伝様式
- アルミニウムによるリン酸難溶化を利用した有菌下でのヒメコリウスへのショ糖の供与
- 傷刺激は離れた健全葉の褐変に対する感受性を高める
- 無加温での冬季トマト果実生産における新規育成単為結果性系統の評価
- 根への移植培養を利用した強い単為結果性を有するトマト品種の茎頂分裂組織培養法の確立
- キツネノマゴ科およびイワタバコ科植物でみられる有傷部から離れた葉の健全部に生じる褐変現象
- キクの茎頂分裂組織の培養中の褐変発生と葉原基数との関係
- 急激な葉温降下によるセントポーリアのリーフスポット発生とSOD活性の関与
- 赤外線熱画像解析から見たセントポーリアの葉温降下とリーフスポットの発生程度
- イワタバコ科およびキツネノマゴ科植物で見られるリーフスポット発生の感受性とC1O^-に対する還元性
- セントポーリアの葉緑体運動による葉色の変化と葉焼けの発生
- 透過光を用いた画像解析によるセントポーリアのリーフスポットの定量
- 6-ベンジルアデニン及び低夜温処理によるファレノブシス実生苗の開花誘導
- 日本の南西諸島におけるトウガラシのCMV抵抗性
- サトイモ(Colocasia esulenta Schott)カルスからの植物体の再生
- カラジウムの不定芽原基集塊のホモジナイザー破砕片からの植物体の再生
- サトイモのカルスの形成および増殖
- ナスの葯培養における胚様体形成率の向上