膵悪性腫瘍に関する臨床的研究 : 13年間 (1963年〜1975年) における国立がんセンター剖検例について 第1編 頻度•病理学的事項および病因
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概要
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膵悪性腫瘍の頻度, 病理学的事項, および病因を検討した. 1963年から1975年までに剖検された膵悪性腫瘍は80例で剖検総数の2.15%であつた. 80例の内訳は外分泌腺由来の癌78例, その他2例であつた. 腫瘍の占居部位は, 頭部50.0%, 体尾部41.3%, 全体が5.0% (残り3.8%は不明) であつた. 大きさの平均は頭部癌4.6cm, 体尾部癌7.7cm, 全体癌12.3cmであつた. 転移は肝, 肺, 腹膜などに多かつた. 患者の男女比は1.8:1, 男女ともに60歳代に最も多かつた. 家族歴に悪性腫瘍のあるもの21.3%, 既往歴に膵炎, 胆石, 糖尿病のあるものはそれぞれ0%, 3.8%, 12.5%であつた. 飲酒は48.7%, 喫煙は62%にみられた.
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