フライアッシュコンクリートの組織構造に対する初期養生および乾燥の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The global warming is one of the most important problems for many countries. It is necessary to use fly ash instead of cement to decrease CO2 emission. This study shows influence of curing conditions in early-age on the pore structure of concrete with fly ash. The microstructure of dried concrete can be divided into 2 parts, if the volume of macro pore having larger than 50nm diameter and mode pore diameter are considered. One is porous microstructure because of drying. The other is the microstructure of concrete in which the hydration continues even after finishing moist curing. When the concrete blended fly ash in 15% of binder is cured in moisture for 7days, fly ash reacts effectively and the depth of parts influenced by drying is the same as that of concrete used only cement. If the mixture includes fly ash in 30% of binder and it is cured in moisture for 3 or 7 days, the microstructure is more porous than the other mixture. When the concrete is cured in moisture for 28 days, all microstructures have almost the same pore structures. Carbonation of dried concrete is also focused on in this study. Then, it evaluates the contribution of fly ash as a binder to carbonation rate with k-value. As fly ash fraction increases, carbonation depth becomes larger. However, when fly ash fraction is 15% and the concrete is cured in moisture for 7 days, the carbonation depth is almost the same as that of concrete used only cement. If fly ash is used in this condition, k-value shows 0.4 and k-value, which is in the case of considering inhomogeneous of structure, shows the almost 1.0. The fly ash could be used as a general material if the fraction is 15% and the period of the moist-curing is 7days.
著者
-
宇治 公隆
首都大学東京 大学院
-
上野 敦
首都大学東京都市環境科学研究科
-
上野 敦
首都大学東京 都市環境学部 都市基盤環境コース
-
宇治 公隆
首都大学東京
-
小川 由布子
首都大学東京大学院都市環境科学研究科都市基盤環境工学専攻
-
宇治 公隆
首都大学東京大学院都市環境科学研究科都市基盤環境学域
-
上野 敦
首都大学東京大学院都市環境科学研究科都市基盤環境学域
-
上野 敦
首都大学東京
関連論文
- 養生温度および置換率がフライアッシュの反応性に及ぼす影響
- 未来に繋がる研究開発の取組み
- 品質試験方法と実施工時諸特性との相関性評価
- コンクリートの乾燥収縮に及ぼす水セメント比および養生条件の影響
- ひび割れ発生時におけるコンクリート中の鉄筋腐食量に関する研究
- 理論モデルを用いたポーラスモルタルの配合設計法に関する研究
- スラグ細骨材を用いたコンクリートの品質向上に関する研究
- フレッシュコンクリートの締固め性試験法に関する研究
- コンクリートのフレッシュ性状が締固め完了エネルギーに与える影響
- 高炉スラグ微粉末を用いたモルタルの中性化進行速度の評価
- 粗骨材の実積率がフレッシュコンクリートの締固め性に与える影響
- コンクリートの乾燥下における水分の存在状態および経時変化
- コンクリートの流動性およびブリーディング性状に及ぼす粉体材料の影響評価に関する基礎検討
- 養生条件によるコンクリートの組織変化と中性化を支配する細孔径の評価
- アルカリ骨材反応を生じたPC桁コンクリートの炭素繊維シートによる補修効果の検討
- 乾燥によるコンクリート組織の不均質化
- 土木学会2007年制定「コンクリート標準示方書」について
- タンピング試験におけるワーカビリティの簡易評価方法の検討
- レジンコンクリートの特性と構造設計指針(案)について
- レジンコンクリートの特性と構造利用 : 4.レジンコンクリート構造物の性能設計と将来展望
- 流動性の異なるモルタルを用いたポーラスコンクリートの研究
- コンクリート構造物の劣化進行予測--塩害による鉄骨腐食が構造物の性能変化に及ぼす影響のモデル (特集 コンクリートの検査技術)
- リスクベースメンテナンスによるコンクリートドックのメンテナンス最適化
- 塩分のコンクリ-トへの拡散浸透に関する表面塩分量の定式化
- 「再生骨材コンクリートの現状と将来展望-JIS概要と普及促進に向けて-」に関するシンポジウムの概況
- 置換率および養生条件がフライアッシュを用いたモルタルの品質に及ぼす影響
- フライアッシュを用いたコンクリートの断熱温度上昇
- 蒸気養生を模擬した温度履歴を受けたエコセメントコンクリートの強度発現特性
- 締固めエネルギーに基づく施工性能の評価
- のり面吹付けコンクリートの技術の現状と将来
- ダムコンクリート編
- 強制撹拌型ミキサを用いた超高強度繊維補強コンクリートの練混ぜ方法に関する研究
- CFRP格子筋と吹付けモルタルを用いた補強における格子筋定着特性
- 2010年制定土木学会コンクリート標準示方書[規準編]改訂の概要
- フライアッシュコンクリートの組織構造に対する初期養生および乾燥の影響
- スラグ骨材
- CFRP格子筋と吹付けモルタルによる梁のせん断補強
- 建設産業・材料の将来展望
- 関東地方の骨材事情
- 再帰性反射を付与した遮熱性舗装ブロック : オーシャンクールテックの開発
- コンクリート構造物の補修・解体・再利用におけるCO_2削減を目指して
- 再帰性反射を付与した遮熱性舖装ブロック : オーシャンクールテックの開発
- 環境への配慮をコンクリートから考える : CO_2削減を考慮したコンクート構造物の解体, 再利用, 補修技術に関する調査研究小委員会の活動から
- コンクリート構造物の補修・解体・再利用におけるCO2削減を目指して
- 2143 CFRP格子筋と吹付けモルタルを用いた補強における格子筋定着特性(新材料・新工法(材料))
- 1004 骨材微粒分の表面積がモルタルの流動性および乾燥収縮に及ぼす影響(骨材)
- 2102 CFRP格子筋と吹付けモルタルによる梁のせん断補強(補修・補強(材料))
- 2049 流動性の異なるモルタルを用いたポーラスコンクリートの研究(エコ・緑化コンクリート)
- 2060 蒸気養生を模擬した温度履歴を受けたエコセメントコンクリートの強度発現特性(エコ・緑化コンクリート)
- 1235 ポーラスコンクリートの配合設計法に関する研究(エコ・緑化コンクリート)
- 1033 養生温度および置換率がフライアッシュの反応性に及ぼす影響(混和材料)
- 1180 コンクリートのフレッシュ性状が締固め完了エネルギーに与える影響(フレッシュコンクリート)
- 2050 理論モデルを用いたポーラスモルタルの配合設計法に関する研究(エコ・緑化コンクリート)
- 締固めエネルギーの観点から見たフレッシュコンクリートの品質および施工性能の評価
- 1027 置換率および養生条件がフライアッシュを用いたモルタルの品質に及ぼす影響(混和材料)
- 2007 タンピング試験におけるワーカビリティの簡易評価方法の検討(フレッシュコンクリート)